カテゴリ:本( 59 )

ボクの妻と結婚してください  樋口卓治

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ボクの妻と結婚? こんな題名を見つけて思わず買ってしまった一冊。

女房にばれたら、言い訳が難しい題名、、。
読み始めると、なんか冗談ぽい内容でハズレだったかな~~~と思いながら読み進めるとハズレでもない。

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内容は
膵臓がんで余命6か月を宣告された放送作家・三村は家族を愛し、仕事を愛していた。
しかし、余命六カ月で入院して治療するればわずかに伸びる可能性はあるが、末期の膵臓がんでは助かる見込みは少なく、残された命をいかに生きるかと選択する、、。
愛し続けた家族、妻が未亡人になり、悲しみに浸る姿は見るに忍びないので、三村は妻に内緒で婚活を始める。
自分が死んだ後、妻と息子を幸せにしてくれる妻の再婚相手を見つけようとするのが主なストーリー。

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結果ありきの小説だが、なかなか泣けました。

自分に置き換えるとやっぱり僕には無理かも、、。
また、小説途中に出てきた、『病気になったのが自分で良かった! 妻だったら、狼狽えてどうしようもなくなるのが男と言うものだろうと』・・・・確かにね!

あっと言う間に読破しました。
面白かった。

久し振りに読書する楽しさに浸れて幸せでした。
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by cho34 | 2016-12-01 14:25 |

朝の歓び 宮本輝

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昔買った本、本棚に放置してあったので取り出してみました。
題名がややアンニュイな雰囲気ですが、宮本ワールドらしくどっぷり浸れます。

ここで言う『朝』とは生きている証。
つまり
生きているってことは、朝。
死んでいるってことは、夜―――。
朝とは生きている喜びを表現しているらしい。
ある域を超えた作家の考えは凡人には理解出来ないのか?
題名から内容までは推測は難しいようである。

なので、朝の歓びを訳すと『生きる証』と改名した方が我々凡人には理解しやすく感じる。

内容は主人公江波良介45歳は妻を不治の病で先立たれ、妻の死をきっかけに会社を辞めしがらみを捨て去った男の自由な生き方を描いている。
妻の死後、子供達には内緒で旅に出る。
旅先は能登半島の輪島付近か?
能登半島には妻が生きていた頃に付き合っていた日出子が住んでいる。
らしいというだけで確信はないが、能登半島で良介と日出子は偶然に出会ってしまう。

4年ぶりに再会した二人は以前の様な男女の仲になり、妻の死亡保険金でイタリア旅行に出かけるが、旅先で日出子は新田という男にパリに旅行に来ているとウソの留守番電話を掛ける。

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イタリア・ボルターノと言う海辺の街

一方良介の親友・内海は子供の出来ない夫婦二人暮らしだが、愛人との間に子供が出来てしまい、困り果てている。


宮本輝らしい、男女の泥沼化して関係を描いた小説。

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日頃の雑務を忘却するためと現実逃避を目的に小説に入り込み、一時でも空想の世界に浸れる時間が持てた事は楽しかったが、、、。

やや、何が言いたいのか不明な点が多いが、ネットでの書評を見ると人生を半島に例えているらしい。
①仕事を辞め日出子に再会した能登半島
②その日出子と旅したイタリアのボジターノと言う半島

人生を定年退職と言う岬に辿り着くために半島を進んでいく事を描きたかったと。

69点位かあ?
合格ラインは70点として、、、。


宮本輝と言う一小説家の生様か粋な男人生か?
宮本輝の小説はこんな話が多い。
こんな生様にこんな粋な人生に憧れたのかも、、、、なんちゃって!
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by cho34 | 2016-10-08 21:55 |

約束の海 山崎豊子

約束の海 山崎豊子

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書店でたまたま見つけた一冊だが、まさか未完成の遺作だったとは知らなかった。
山崎豊子と言えば『白い巨塔』『華麗なる一族』など長編小説が多く、好きな作家であるが、2013年9月29日に他界した事からもう新作は世に出版される事がないと思うと非常に残念である。


内容は海上自衛隊の最新鋭潜水艦「くにしお」の乗務員・花巻二尉。この「くにしお」は、1988年に遊漁船と衝突事故を起こした「なだしお」がモデルになっています。

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序盤はこの「くにしお」の普段の任務を切り取った場面を使って、潜水艦の業務や、それを取り巻く環境、そして国防の状況を上手に説明してくれます。必要な説明を上手にストーリーに載せてくる感じは、著者の真骨頂だと思います。

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 残念ながら「くにしお」が事故を起こしてしまい、相手の船に乗っていた遺族への謝罪、事情聴取、裁判等で花巻をはじめとする乗務員は疲弊していきます。他の潜水艦に移動になった乗務員もいるのですが、事故を起こした潜水艦に乗っていた乗務員はゲンが悪いと避けられがちになるとありました。このあたりはちょっと読んでいて辛いものがありました。自責の念に駆られる花巻は自衛隊を辞める覚悟をした様です。

 そんな主人公の父親は自ら多くを語らない人物ですが、真珠湾攻撃で二人乗りの特殊潜航艇に乗り、部下を喪って自分だけが捕虜として生き残ったという過去を持っており、辞任を覚悟する主人公に初めてその話を打ち明けます。またその他の先輩、上官とのやりとりから辞意を翻さなくとも期間を置くよう求められ、新たにハワイでの新鋭原子力潜水艦の乗艦という任務を与えられます。主人公は、はっきりと辞意を取り下げたわけではないものの、ハワイでの任務を前向きにとらえ、そこから新たな決断を使用と言ったところで第一部が完了します。著者が書いたのはここまで。


 第二部以降のあらすじや取材もある程度は進んでいたようで、秘書の方をはじめとする山﨑プロジェクト編集室によって説明がなされています。第二部はハワイ編で、花巻は研修先のハワイで父の戦争当時の状況を詳しく知ることになります。そして帰国し父に自衛官を続ける旨を話、「この日本の海を、二度と戦場にしてはならないのだ。」という近いとともに第二部が終了します。

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 潜水艦とかってほとんど興味がありませんでしたが、本書を読んで、国防と大きく絡んで興味津々となりました。著者も潜水艦の取材には非常に苦労されたようで、今までの作品の比ではないとありました。本書が完結しなかったのは残念でなりません。

遺作ですが、なだしお事件の真相が見え隠れする本書は潜水艦や自衛隊の事が事細かに書かれており、読んでいて感銘を受けましたが、全部完成しないで亡くなってしまった為、結末が不完全燃焼的でした。

事実も基に書かれた作品なんでしょ?

衝突はやはり、なだしお側に非があり、漁船にはなかった、、それを隠蔽しようとする体制はなかなか改善されないような気がします。

80点! 合格です
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by cho34 | 2016-08-27 16:07 |

コンビニ人間 & 海の見える理髪店

コンビニ人間 村田沙耶香 & 海の見える理髪店 荻原浩

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155回 芥川賞受賞作 コンビニ人間 と 直木賞受賞作 海の見える理髪店 2冊読みました。

①コンビニ人間 

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36歳未婚女性、古倉恵子。
大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。
これまで彼氏なし。
オープン当初からスマイルマート日色駅前店で働き続け、
変わりゆくメンバーを見送りながら、店長は8人目だ。
日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、
清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、
毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。
仕事も家庭もある同窓生たちからどんなに不思議がられても、
完璧なマニュアルの存在するコンビニこそが、
私を世界の正常な「部品」にしてくれる――。

ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、
そんなコンビニ的生き方は
「恥ずかしくないのか」とつきつけられるが……。

現代の実存を問い、
正常と異常の境目がゆらぐ衝撃のリアリズム小説。

②海の見える理髪店

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主の腕に惚れた大物俳優や政財界の名士が通いつめた伝説の床屋。ある事情からその店に最初で最後の予約を入れた僕と店主との特別な時間が始まる「海の見える理髪店」。
意識を押しつける画家の母から必死に逃れて十六年。理由あって懐かしい町に帰った私と母との思いもよらない再会を描く「いつか来た道」。
仕事ばかりの夫と口うるさい義母に反発。子連れで実家に帰った祥子のもとに、その晩から不思議なメールが届き始める「遠くから来た手紙」。
親の離婚で母の実家に連れられてきた茜は、家出をして海を目指す「空は今日もスカイ」。
父の形見を修理するために足を運んだ時計屋で、忘れていた父との思い出の断片が次々によみがえる「時のない時計」。
数年前に中学生の娘が急逝。悲嘆に暮れる日々を過ごしてきた夫婦が娘に代わり、成人式に替え玉出席しようと奮闘する「成人式」。
人生の可笑しさと切なさが沁みる、大人のための“泣ける"短編集。


コンビニ人間は実話だろうと思われた。
なのでこれは純文学に属するのではなく、ノンフィクションだろうと思われる。

受賞式での記者会見でも、作家さんは『私は賞をとってもコンビニは辞めません』と言及していた事が克明に思い出される。

サクサクと読めてしまったので面白かったんだろうと思われる。

80点か?  でも、これは純文学ではないので、その辺から-20点となる。

海の見える理髪店

これは短編集の第1章節目のお話、、、。

コンビニ人間に比べ文章表現は面白くこちらは明らかに純文学的な表現が心地よい。
読んでいて涙が出るほどの感動なないが、、、まあまあでしょうか?

でも、70点位かな~~~ ちょっと短いぞ!
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by cho34 | 2016-08-19 01:15 |

陸王 池井戸潤

池井戸潤シリーズの新作単行本『陸王』である。

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池井戸潤シリーズは銀行屋もんが多かったが、今回の陸王はちょうと違う。
話の主役は足袋を造って1世紀も経つ足袋屋の『こはぜ屋』が中心だ。

こはぜ屋は足袋を造る老舗中の老舗。だが、時代の流れで足袋が低迷したころ、新商品を考えた。
それが地下足袋をランニングしゅーズに変えた長距離ランナー用のマラソンシューズだ。

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たかが足袋屋にランニングシューズなど作れる分けがないという色眼鏡に掛けられ、わずかな融資も得られない厳しい現状から某スポーツショップオーナーを紹介され試作品から製作し、ケガで一線から脱落した茂木選手に商品のテストランナーになってもらう約束をする、
駅伝で宿敵毛塚を破るもその時に履いていたシューズがこはぜ屋の陸王で、そこで陸王との出会いが始まった。濃紺渋いシューズであるが、他のメーカーと比較するとやや地味であるが見方によっては地味さがまた、かっこいい斬新的なデザインであるらしい。
また、他メーカーには寄せ付けないソールの柔らかさとアッパー素材の丈夫さと通気性が抜群であった。
それを履いた茂木選手は宿敵毛塚を標的にしていたが、もう一つ宿敵がいた、それは有名シューズメーカーのアトランティスであった。
アトランティスは茂木がこはぜ屋の陸王を履くことを異常なまでに毛嫌いしており、試合当日に陸王を履けない様にこはぜ屋のアッパー生地と契約している生地会社を横暴にも横取りしこはぜ屋とは取引が出来ないように裏から仕組みこはぜ屋はアッパー素材も作れず、またソールもシルクトレイと言う繭から作ったやわらかい素橋の様なソールも製造機器が不調で治すと1億かかると、、、

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近くの地方銀行へ融資の話を持ち掛けるが支店長の一言にこはぜ屋はブチ切れる
『銀行はお金を預ける場所でお金を借りる場所じゃありませんよ!』
これにより、社長は考えに考え、無地に契約まで持ち込んだ茂木君の為にも陸王は復活させたい。

そこに目をつけたのがアメリカの合併会社フェニックスである。まだ、ベンチャー企業であるが、こはぜ屋と合併融資でこはぜ屋を息を吹き返し、順風満帆に地獄から這い上がっていく様が男っぽくってステキだった。

僕が今、抱えている問題に似ているところも、共感が出来、思わず考え込んでしまう。
1億の融資を得て事業設備投資するか?それを1億3600万でちょっと豪華な設備投資にするか?
もしくは設備投資しないで、現状維持+内装の改装だけで済ますか?

ちょうど、タイムリーな悩み事も小説と相重なり、思い詰めながらどうしようかと、、悩んで悩んで悩んで、、。
でも、答えが出ません。

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設備投資しなけでば 僕の病院はこれ以上の発展はないのだろうと考えるとやや淋しく感じるが、、。

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陸王・・・小説は面白かったですよ! 95点 殿堂入りしたでしょ!
-5点は、、、、池井戸潤だから、かなぁ~~~
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by cho34 | 2016-08-13 02:20 |

きらきらひかる  江國香織

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きらきらひかる 江國香織

友人のお勧めでAmazonでポチった一冊。
ページ数も220㌻と気楽に読み切ってしまうこの本の魅力だろうか?

江國香織作も久し振りで、新鮮な感じが心地よく感じられました。

内容は 見合いをして、10日前に結婚した笑子と睦月。笑子はイタリア語の翻訳をやったりやらなかったりし、睦月は内科の勤務医として働きながら掃除や料理をする。しかし、寝室のチェストの最上段に入っている2通の診断書は、2人が普通ではないということを物語る。
 笑子はアルコールに依存し情緒不安定。睦月はもともと同性愛者なのである。2人はそれでもお互い納得して結婚した。
 睦月の恋人である大学生の紺は笑子とも不思議な親しみと覚えあう。また睦月の同僚の産婦人科医でやはり同性愛者の柿井と、その恋人で脳外科医の樫部といった面々とも知り合い、そんな“銀のライオン”たちと笑子は楽しい一夜を過ごす。
 しかし、睦月の秘密を知らない笑子の親は2人の子どもを望み、睦月の母親も笑子に人工授精を勧めてくる。友人の瑞穂も笑子に子どもを設けるよう言うし、睦月は紺と逢瀬を重ねつつ、笑子の元恋人である羽根田を彼女に会わせようとする。
 傷つき荒んでいく笑子の心。結局は親族を集めて話し合いをすることになるが、結論は出ない。
 柿井に突飛な相談を持ちかけたりする笑子だが、そんな中、紺が姿を消す。1か月後にもたらされたそれは、解決だっただろうか。3人は再会し、乾杯した。

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 アルコール依存症気味の妻と同性愛者の夫、そして夫の恋人という3者による、恋愛なのか友情なのかいまいち分からない感情を描いた小説である。薬師丸ひろ子と豊川悦司の主演で映画化されたのは1992年のことだそうだ。現代小説といいつつも、この作品も既に20年以上前のものであることに驚く。

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江國香織作を読んだのは3年振りだろうか?
やや面白い、現実離れした内容だけど、その方が小説としては面白かった。

75点!

−25点の要因は 
①ややチープか?(失礼!) これ位です(爆)
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by cho34 | 2016-07-29 08:24 |

ヒポクラテスの誓い The Hippocratic Oath  中山七里

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中山七里、、、? 僕の中ではあまり聞きなれる作家だが、題名のヒポクラテスに惹かれゲットしてしまった。
この手の医学小説が好きですよね~~~と時々言われるが、仕事が好きなわけではないが、しかし、なぜか手に取ってしまう癖がある。
結局好きなのだろうか? しかし、医学小説はなぜか読んでいてスラスラ読めてしまうのが不思議である。

本書は法医学のミステリー小説に分類されるらしい。

僕的にはミステリー小説はあまり読まないので、これがミステリーと言われると少々違うのではと違和感を思えるが、医学の裏事情が書かれている感じである。

内容は埼玉県浦和医大・法医学教室に試用期間として入局した研修医の栂野真琴。彼女を出迎えたのは偏屈者で有名は法医学教室の権威、そして教授の光崎次郎だった。光崎教授は死体大好きの外国人准教授・キャシー先生とタグを組んで法医学教室も守っていた。

江市や事故死など、一見、事件性のない遺体を強引に解剖する光崎『既往症のある遺体が出たら教えろ』と実は担当刑事に指示していたとその指示の真実が暴かれていく医学会ミステリー!

ここまでが裏表紙の紹介文。やっぱりミステリーだったのか~~~と読み終わっても納得行かない読書が一人増えました(爆)


既往症のある患者とは研修医栂野真琴が所属していた内科研修の親分・津久場教授の元で治療された患者たちの既往症の事を意味する。

なぜか、多種に渡る感染症ではまた多種に渡る抗生物質が使用される。
本書ではある種の抗生物質を点滴静注する際、点滴内に含まれるカルシウムと反応を起こし体内で石灰化を起こし血栓を形成してしまうと言う現実では考えられないような副作用をある抗生物質を使用したが為に不審な死を疑った事から法医学と内科学の論争が始まる。
血管内石灰化&血栓が直接の死因であったはずなのにそれが大学関係者の中で隠蔽操作が行われている様で、最後は犯人を捜しあてる。

内容はこんな感じで 僕的は読んでいると快適で心地がいい時が流れました。

ちなみにヒポクラテスの誓いとは
『養生治療を施すあなたにとっては、能力と判断の及ぶ限り、患者の利益になることを考え、危害を加えたり不正を行う目的で治療することはいたしません。またどの家に入っていくにせよ、全ては患者の利益になることを考えどんな意図的不正も害悪も加えません。そしてその誓いを守り続ける限り、私くは人生と医術を与えることが出来ますが、万が一この誓いを破る時はその反対の運命を被ることになるでしょう』

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たしかに、、、初心忘れるべからず である。

BS-TBSでドラマ化されてらしい。

好きな作家が一人増えた様で嬉しい。

中山七里 実はいろいろなプロフェッショナルなお仕事を小説の話としている作家らしい。
少し読み漁るかなぁ~~~

80点! 合格で~~~す。
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by cho34 | 2016-07-17 09:05 |

神去なあなあ日常&夜話 三浦しをん

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神去なあなあ日常&夜話  三浦しをん


大好きな三浦しをんの作品。

最近純小説になかなか巡り合ってなかったので、久し振りの当りでしょうか?
しかし、映画化されていたとはまったく寝耳に水!
しかも長澤まさみがヒロイン役だっととは世間知らずも程があるとあきれるばかりである。

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内容は三重県の山奥、神去村に放り込まれた何の特技も持たない18歳の横浜出身の平野勇気。
山奥で林業に就かせようと両親が本人には無断でと言う設定で話が始まる。

慣れない林業の仕事、携帯も繋がらない山奥で最初は嫌で嫌でたまらなかった田舎暮らしに奮闘する様が三浦しをん流に描かれている。

都会にはない人情、風習が読んでいて心地が良い。

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山には神様がいるらしい、神様をマジで信仰し、大木を伐採する時は清めの水もしくは酒を与えから、、


神去村とは実際には三重県の山奥美杉村の事らしい。
今では統合され津市と合併し名前はなくなった。

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田舎暮らしに憧れる自分としてはこんな世界、生活もありかなぁ~~と自分に重ね合わせ楽しく読み進んでしまった。


映画の予告を見るとコメディーぽく表現されているのが残念。
原作はもっとホッとする話でサクサク読める内容なんで映画はお勧めできません。

80点位でしょうか?

個人的に三浦しをんの文章が好きらしい(爆)
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by cho34 | 2016-07-10 12:00 |

幽霊塔 江戸川乱歩

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夏にはまだまだ気が早い様な今宵ですが、たまには怪談話でも読もうかと書店で見つけた怖そうな小説、その名も『幽霊塔』。懐かしい江戸川乱歩の作品である。

帯に宮崎駿監督のモンモンに惹かれて即買いである。

今から60年前に幽霊塔に出会った。
ルパン三世やカリオストロの城の原点になったと、、、そんな凄い話なら読まねば、、と、、。

内容は大正はじめの怪談話。

26歳でまっすぐな血気盛んな青年北川光雄は絶世の美女野末秋子に出会った。
場所は九州長崎の田舎街にある幽霊塔と呼ばれる時計塔。
殺害された老婆が幽霊となって徘徊すると噂される謎めいた塔である。

秋子は絶世の美女。しかし、どこか造られた美女である。

老婆は人殺しの冤罪で牢獄で他界したとなっていたが真相は暴かれる事なく時だけが過ぎている。
実は冤罪の老婆を脱獄させ、整形させ絶世の美女に変身させこの世に蘇ったのが秋子である。

そんな秋子にほれ込んだ光雄は真相を暴こうと時計塔の秘密の地下へ迷走してしまう。
最後、秋子は光雄に真相を暴かれ栄子も生存している、、、、あれ?記憶が、、。。

ま~~~こんな話ですが、この小説の本当の魔力は読むとすぐ眠くなってしまうと言う恐ろしい睡魔!

3ページも読めば睡魔と言う悪魔に襲われ、再起不能になる、、。
そんなことしながら先に読み進むのには時間が掛かり過ぎた。

江戸川乱歩もそろそろ時代錯誤か?
小学生の頃は何冊も夢中になったのですが、、、

5点位かなぁ~~~と 大涙。

次はどっとハマり込みたい!
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by cho34 | 2016-06-22 21:51 |

HARD THINGS ベン・ホロウィッツ著

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決算の季節はいつも胃が痛くなるので、苦悩を誤魔化す様にこんな自己啓発書ばかり読んでしまう。
現実逃避型人間の妄想である。


1冊目 HARD THINGS ベン・ホロウィッツ著
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IT企業向きの経営書の様だが、面白かった。特に第4章の『物事がうまくいかなるなるとき』の章。
哲学者 カール・マルクスの『人生とは苦闘だ』が正に同感。

吐き気と頭痛。
本書を読みながら何度も何度も感じた症状である、、、と始まる。こんなフレーズに惹かれ購入する事自体すでに自分が異常な証拠。
第4章のマルクスの苦闘の章は何度も繰り返し読み返し心に刻んだ。
抜粋
苦闘とはそもそも社員があなたにウソをついていると思い、あなたも彼らがたぶん正しいと思うこと。
苦闘とは料理の味がわからなくなること。
苦闘とは自信喪失が自己嫌悪に変わること。
苦闘とは気晴らしのために休暇をとっても、前より落ち込んでしまうこと。
苦闘とは人にかこまれながら孤独なこと。
苦闘とは無慈悲であること。
苦闘とははらわたが煮えくり返りすぎて血を吐きそうになること。
苦闘とは失敗ではないが、失敗を起こさせる、、、、、、、、、、、

今日、苦闘に悩む人が職場まで相談に来ました。、、、非力ながら出来る限りの事をしよう!



2冊目 天才 石原慎太郎著
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石原慎太郎と田中角栄は犬猿の仲だったらしいが、その田中角栄の生き様を書き下ろした一冊。
でかい字で単行本として売られたが文章量も内容もチープだった。
慎太郎さん! ボケたか? しかしこんな文章でも45万部とは流石慎太郎! 何が違う?

3冊目
一流の育て方 ムーギ・キム&ミセス・パンプキン著
なるほどね~~~





やっぱり、こんな自己啓発本ばかりではダメ。
文学を読まなければ、、、
バイクは入院中だし、そんな週末は本屋へ行こうっと。フィクションでどっぷりはまれる文学を探しに!

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by cho34 | 2016-05-27 23:13 |


バイクと子供と読書と共に歩むブログ


by ジョージあき坊

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