羊と鋼と森  宮下奈都

芥川賞や直木賞受賞作もいいけど、本屋大賞作もいい本が多い様に感じる。

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過去に読んだ本屋大賞作はどれもいい本が多い。
例えば
百田尚樹の海賊と呼ばれた男、、、や萩原浩の明日の記憶など、、どれも心の残る作品。
また、本屋大賞にノミネートされ大賞に選ばれなかった作品もなかなかではないでしょうか?
佐野よるの君の膵臓をたべたい(現在読破中)も医者とは思えない題名に惹かれている。

今回読んだ羊と鋼と森、、、

内容は若いピアノ調律師の話。
一人前の調律師になるには最低でも1万時間の調律、もしくは5年以上の歳月が必要とされ、今している調律が無駄の様で将来的には一滴も無駄にはならない、全部が身となり腕となると言う内容。

主人公は見習い調律師・外村17歳、多種多彩な感情を抱く17歳だが、複雑な家庭環境から飛び込みで調律師を目指すが、ピアノを弾けない調律師には壁が高すぎる。しかし、何か光るものを見出した社長は一から教え込み、徐々に成長する。
数年後に出会った双子の姉妹、由仁と和音。二人の家庭に置いてあるピアノを調律する事から出会いが始まりともに成長する様が手に取るようで面白い。
由仁は心の病で鍵盤を叩けなくなるが和音は由仁の分までピアノを弾きつづける。

いい音を作り上げるのが調律師ではなくピアニストに合わせた音色を作るのが調律師の仕事らしい。
人にはひとりひとり生きる場所があるように、ピアノにも一台一台ふさわしい場所がある。
ふさわしい場所に似合う音色を作り出す、人が生きざまにあった人生を選ぶようにだそうだ。

明るく静かに澄んで懐かしい文体、少し甘えているようでありながら、きびしく深いものを湛えている文体、夢のように美しいが現実のようにしたたかな文体。
原民喜の一小説である。
これが調律師の混ざす音色だそうです。
なにか心に響くものがあり、文章を引用しました。

題名を見た時、意味が分かりませんでした。
羊と鋼と森、、、、
ピアノの天蓋を開けるとピアノ線が森の様に並んでいる。そしてピアノ線を叩くのがハンマー。ハンマーの叩面は羊毛で出来ている。調律師はそのハンマーの歩合まで糸で細かくミリ単位で調整するらしい。

これが羊と鋼と森の意味だったと気が付くのは僕がピアノには素人の証。
が、素人ならではの、感動がありました。


もう一冊読みました。
なぜか今年は『羊』にはまっているのか取りつかれているのか、、

羊をめぐる冒険 村上春樹

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1982年 野間文芸新人賞受賞作

前評判で羊博士の為にした鼠くんのしたことには涙が出るほど感動したとあり、以前購入した本の再読である。
再読と言っても買ったまま読まずに捨てる前に読んだ程度である。

まったく意味が分からず、何が感動するのか意味不明。
僕には 愚作であった。 時間の無駄だった。
村上春樹も時に外れるのだ!

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二冊の羊にまつわる作品でした。
by cho34 | 2016-04-19 21:56 |


バイクと子供と読書と共に歩むブログ


by ジョージあき坊

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