舟を編む

舟を編む 三浦しをん

a0248700_21222540.jpg


少し前、確か映画化され話題になった小説ですが、話題になった頃は『舟を編む?』って意味が分からず、題名からして日本古来の昔ばなしかな~~~位にしか思わずに、手に取りもしなかった本書ですが、先日書店で文庫化されたのをきっかけに購入!

a0248700_21224574.jpg

一言、面白くまた感動的な小説でした
読み終わって感動する小説は数多くありますが、涙する位の小説は数少ない。
小説・舟を編むは涙するに値する数少ない小説の1冊です。

舟を読むとは辞書を造ると言う意味らしい。
編集者はその海を渡る舟を編んでいくと言う意味らしい。
ここから『舟を編む』と題名になっている。
舟=大海原を航海する舟 この小説では造り上げる辞書の名前が『大渡海』と言う名前の大国語辞典である。
大渡海=だいとかい と読む。

一つの国語辞書を造り上げるのに15年以上の年月がかかる。
三省堂の大辞林は完成まで28年もの年月を要したらしいのは事実である。

最初から編集部に勤務していた松本先生は辞書完成間近、完成まで1か月と言う時に食道がんで他界してしまう。
編集長の馬締(=まじめ、と読みます)は自分のような実力のない若造が編集長になったから辞書作成に余計な時間が掛かり、恩師松本先生に大渡海の完成を果たせなかったと後悔する。

登場人物も心する名前で癒される。
編集長は馬締(まじめ)。
その奥さんは香具矢(かぐや と読む)で美人料理人。
料理の世界では美味しく味わう事が一番だが、その美味しい味を後世に言葉で伝えるには正確な言葉が大切で、表現力の豊富な馬締に惹かれ恋に落ちるのが始まりである。

松本先生が亡くなってから1か月後念願の大国語辞典が完成し初版が発売となるが初版発売記念祝賀会でも先生は遺影のみ、先生は手にすることなくこの世を去ってしまう。
15年も関わって来た仕事なの無念だろうと、、、。

a0248700_21231861.jpg


感動を表現するのは難しいので、是非、手に取って読んでみて下さい。

稚田書蔵 入りしました。
しかも、殿堂入りの100点満点です。


a0248700_21232875.png

by cho34 | 2015-04-26 21:25 |


バイクと子供と読書と共に歩むブログ


by ジョージあき坊

プロフィールを見る
更新通知を受け取る

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31