姑獲鳥の夏
同じ作家ばかり追いかけても芸がない。
たまには異種異風な小説の世界でも覗こうかと書店で物色すると、今までの自分なら絶対に手に取らないような異様な雰囲気の小説が片隅に並んでいた。
京極堂シリーズ 第1弾『姑獲鳥の夏』 著者:京極夏彦
古本屋にして陰陽師が憑物をおとし事件を解決する人気?シリーズ。
姑獲鳥(こかくちょう)は、中国の伝承上の鳥。西晋代の博物誌『玄中記』、明代の本草書『本草綱目』などの古書に記述があり、日本でも江戸時代の百科事典『和漢三才図会』に記述されている。
youtubeで『姑獲鳥の夏』を検索するとこんな絵描き動画が、、、(お時間がある方だけ)
以下ネットより引用
直木賞作家・京極夏彦のデビュー小説の映画化。いわゆる京極堂シリーズの第1作にあたる。
昭和27年の東京。作家の関口(永瀬正敏)は、「ある産婦人科の院長の娘が、妊娠20ヶ月にもなるのに出産の気配がない」という町のうわさを取材することになった。そこで彼は、ほぼ唯一の友人でありこの手の超常現象にも詳しい古書店主、京極堂こと中禅寺秋彦(堤真一)に相談を持ち掛ける。
京極夏彦といえば、枕になるほど分厚いミステリ小説を書く人気作家。なかでも京極堂シリーズは、作者の博学ぶりを生かした薀蓄があふれた独特の怪奇ムード漂う世界観が、一部のファンに大人気だ。個性が強いから、肌に合う合わないがはっきりしていて、私はアレを映画化するのは難しいと常々思っていた。中でもデビュー作の『姑獲鳥の夏』(うぶめのなつ)はその特徴が顕著であり、映画化したら間違いなくチープなダメ作になるであろうと危惧していた。
上記引用した文章にあるように『合う合わないがはっきりした作品』の様です。映画がされていたなんて知りませんでしたが、これを映画にするんだって!逆の意味で驚き!
たぶん、この方の著書はもう読まないかな?
世の中にはこんな文学もあるんだと、、
次なるは、、、現代ミステリーへ行こうっと!
by cho34
| 2014-05-17 17:30
| 本